代表あいさつ

代表取締役社長 松永正行私は、1972年に調律師としての仕事を始め、以来2003年にスタンウェイアカデミーの技術認定資格を取得、山口県山口市に拠点を置き、ピアノ販売、修理、ピアノ教室運営等を行いながら、調律の仕事を中心に全国を飛び回っております。

 

私の40数年を超える長い調律師としての歴史の中で目標としてきたことは、
演奏家の演奏意欲をこよなく駆り立て、より多くの聴衆の共感を得られる響きを生み出すこと

 

いかなる名器も名演奏家なくしてその真価が表れないのは言うまでもないことですが、”名演奏家は名器に触発され、その限りなき可能性を表現する”といえるのではないでしょうか。

多くの演奏家は自らの楽器を演奏会場へ持参し、演奏に際しては自らがチューニングを行います。しかし、ピアニストの多くは会場に備え付けのピアノを使って演奏することがほとんどです。ピアノの整音、調律は調律師に委ねられます。その出来如何により、その演奏が良くも悪くも豹変してしまう事実があるのです。これまで、自らの調律の音についてその長短を指摘されることも数多く経験しました。自然な調律の響きを求め、試行錯誤を重ねてまいりました。

 

私が調律を手掛けた何人かのピアニストの方から「調律をしだちの音は固いよね、一時弾くとなじんできて柔らかな良い音になるのよね」という言葉をきっかけとし、時間差を利用した調律を行うことにより、「より多くの方に共感を得られる響きとは」という私の目指す調律の響きをようやく出せるようになりました。以前から私ども松永ピアノを御利用いただいた皆様には、是非この機会に、この響き、音色を体感していただきたいと考えております。

 

今後とも、比類なき最善の響き、音色を求めて日々精進して参ります。今後とも松永ピアノをよろしくお願いいたします。

松永ピアノ代表取締役
松 永  正 行